SONY α7ⅡとCanon EOS60D の比較

 昨日から台風の影響により大雨が続き今日は北関東から東北が大変な豪雨になっています。今年は4月から月一回のペースで遠距離へ撮影に出かけましたが天気のいい日は数えるほどしかなくほとんど雨か曇りでした。一年を通してこれほど天気の悪い年は記憶に有りません。そのせいで愛用のEOS60Dと100mmマクロレンズが不調になり7月に急きょSONY α7ⅡとFE 90mm F2.8 Macroレンズを購入しました。そこで2か月ほど使用してだいぶカメラの操作やくせもわかってきましたので両者の比較をしてみました。

①画質
α7Ⅱの圧勝です。APS-Cとフルサイズでは比較になりませんが、解像度が高く高感度にも強く、ダイナミックレンジは感動するほど優秀です。キヤノンの場合黒つぶれや白とびはあまり補正できませんが、ソニーは黒つぶれや白とびも補正すれば画像が浮かび上がってきます。風景写真のようなコントラストが強い撮影ではソニーが圧倒的に優れています。

②オートフォーカス
これはキャノンの方がいいように感じます。発売時期が違うのでキヤノンが不利ですがスピードはあまり差を感じません。ところがAF精度はキヤノンは安定して合焦しますが、ソニーはマクロ撮影ではなかなかフォーカスが合いません。一応合焦マークは表示されますが画像はボケボケの場合がよくありいちいちレンズのフォーカスレンジの切り替えが必要でいらいらします。キヤノンはセンサーの性能が劣り画質で勝負できないためかオートフォーカスは優秀です。私は動きものの撮影はしませんが動きものではキヤノンは非常に優れています。

③ファインダー
ソニーやや優位。ソニーはEVFのため画像を拡大できピント合わせがしやすく、暗い場合でも明るくとても見やすく仕上がり画像が確認できるのはとてもいいです。しかし画像を拡大すると精細度が落ち表示がカクつき見にくくなります。拡大画像でのピント合わせは他にも問題がありまだ多くの改善が必要です。十分明るいところではキヤノンの光学ファインダーの方がむしろ見やすくピントも合わせやすいです。

④撮影枚数
キヤノン圧勝。ソニーはカタログでは300枚前後撮影できることになっていますが、実際には最大で170枚程度しか撮影できず、少ない時は数十枚で電池切れになってしまいました。なぜこんなに少ないのかわかりませんがちょっとした撮影でも予備電池を2個、計3個は持っていないと不安です。とくに山小屋泊まりで撮影する場合は致命的です。一方キヤノンは1200~1500枚ほど撮影できますので電池切れを心配するようなことは全く有りません。ソニーは電子ビューファインダーなのでピント合わせの間は余計に電池を消耗しますがシャッターを切った後はどちらも液晶で確認していますのでそんなに差があるようには思えませんが電池が小さいこと以外にも何か電池を消耗する原因があるのでしょうか。

⑤重量、持ちやすさ
重量ではソニーやや優位。ソニーはカメラとレンズで1158g、キヤノンは1380gでややソニーが軽いですが多少軽くなったかもという実感しかありません。たぶんストラップのせいだと思います。持ちやすさは私の場合はキヤノンです。これはソニーは全体が小さくグリップが浅くしかつかめなくキヤノンの方が圧倒的に安定しています。小さければいいというものではないです。

⑥操作性
キヤノン圧勝。ソニーはほとんど使うこともないような機能が多く、設定したい項目を探すのに毎回何度もメニューを探さなければなりません。一方キヤノンは項目が良く整理されており設定や操作がとても楽にできます。日本の製品はカタログで比較したときに高性能にみせるため使いもしない機能をいっぱいつけます。その分値段が上がり使いにくくなるだけです。そのてんキヤノンは良くできていると思います。機能がなくて困るということはほとんど感じません。
ソニーの再生画像表示は使いづらいです。画像を表示して拡大するといきなり中心をものすごい拡大率で表示します。毎回拡大率を下げて場所を移動して拡大率を上げなければなりません。なぜこんなことをするのか全く理解できません。また再生ボタンが一番下にあるため首にかけているといつのまにか再生されていることがあります。以前キヤノン40Dで問題になったのにいまだに同じことをしているのも理解できません。
手ぶれに関しては明確な差は感じませんが撮影後の写真を見るとソニーの方がすこしブレ写真が多いように感じます。解像度が高くつい拡大して見てしまうせいかもしれません。

⑦シャッターフィーリング
キヤノン良。キヤノンは軽快で切れがよくレスポンスもいいです。一方ソニーは電子先巻くシャッターを使わない場合はシャッターをいったん閉じるため、レスポンスが悪く間延びした音でとても不快です。電子先巻くシャッターを使用してもキレはキヤノンのように軽快では有りません。

⑧つくり
キヤノン優。ソニーは家電製品、キヤノンは光学機器という感じを受けます。ソニーもカメラらしい作りになってきましたが、驚いたのはソニーのカメラで撮影しているといつの間にかメモリーカードのふたが開いています。固いものにあたれば簡単に壊れてしまいますし、メモリが紛失する危険性もありふたをテープで固定しなければなりません。こんな超ローテクなところも何ら配慮されていません。一体ソニーの技術者はソニーのカメラをつかったことがあるのでしょうか。きっと普段はキヤノンやニコンを使っているのではないかと疑いたくなってしまいます。

以上2カ月使用しての感想ですが、ソニーは先進的な技術を積極的に取り込みチャレンジ精神あふれるところはとても好感が持てます。ミラーレスの欠点とされるところを次々に克服しカメラの魅力を高めてくれていますが、まだカメラとしてのまとまりの良さがなく随所に問題があり疑問に感じるところがあります。
一方、キヤノンは王者の風格か、個々の性能ではソニーに劣るところがあるものの、カメラの完成度が高く安心して撮影に使えます。
今回のソニーのカメラが最後と思って購入しましたが、不満に思うところがまだ多く満足して使えるカメラが登場することを期待します。
Zak
Posted byZak

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply