ハコネウツギとニシキウツギ

 この時期箱根周辺ではニシキウツギやハコネウツギがいたるところで見られます。ところが両者はとてもよく似ていてハコネウツギなのかニシキウツギなのかがよくわかりません。

 図鑑などでは両者の違いは大体以下のようです。
①ハコネウツギは海岸に近いところに自生するが、ニシキウツギは山地に自生する。
②ハコネウツギの葉は円くて大きいが、ニシキウツギの葉はやや細長い。
③ハコネウツギの葉の裏はほとんど無毛か脈上に毛が散生するが、ニシキウツギは裏面の脈上に毛が多くある。
④ハコネウツギの花は花冠基部から急に膨れるが、ニシキウツギは緩やかに広くなる。

 そこで昨日真鶴、湯河原から県道75号線を大観山まで行き、さらに箱根湖岸までに咲く花を観察してきました。その結果標高600mくらいより下ではハコネウツギが多く真鶴ではニシキウツギも見られました。標高600mあたりから葉の裏面の毛がやや多くなりハコネウツギとニシキウツギの中間的なものが見られ、稜線に出ると毛も多くなりニシキウツギになる。芦ノ湖の湖岸~仙石原、金時山山麓では葉の裏の脈上には毛が密生しニシキウツギしかない。

 間違いかもしれませんが、両者の葉の葉脈を見ているとハコネウツギの葉脈は素直なカーブを描くのに対し、ニシキウツギの葉脈は途中でくねってきれいなカーブを描きません。たまたま見た葉がそうだったということかもしれませんが、この説が正しいとするなら標高600mで見たものはハコネウツギということになります。


【真鶴(標高200mくらい】

ハコネウツギ ハコネウツギ

ハコネウツギ
ハコネウツギ


ニシキウツギ ニシキウツギ
(左はハコネウツギで右がニシキウツギ)

ニシキウツギ
ニシキウツギ


【湯河原標高300mくらい】

ハコネウツギ ハコネウツギ

ハコネウツギ
ハコネウツギ


【県道75号(標高600mくらい】

ハコネウツギ ハコネウツギ

ハコネウツギ?
ハコネウツギorニシキウツギ

ニシキウツギ?
ニシキウツギorハコネウツギ


【大観山付近(標高900mくらい)】

ニシキウツギ ニシキウツギ

ニシキウツギ
ニシキウツギ

【芦ノ湖周辺】

ニシキウツギ ニシキウツギ

ニシキウツギ
ニシキウツギ
Zak
Posted byZak

Comments 2

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私は長野県の諏訪湖周辺に住んでおります。
今、湖畔はあちらこちらでニシキウツギが真っ盛りに咲いて居ます。
こちらで咲くニシキウツギは箱根ウツギとは違って花は花冠基部から急に膨れて咲かず
緩やかに広がる特徴がある事や、葉の細部を解説されておりますのでリンクをさせて頂きました。
よろしくお願い致します。

2020/06/12 (Fri) 10:35
Zak

Zak  

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
諏訪湖周辺ですと霧ヶ峰も近くこれからは高山植物もいっぱい見られうらやましいです。今年はコロナの影響で自粛解除とはいえ遠出は控えています。早く安心して出かけることができるといいのですが、今後ともよろしくお願いします。

Zak

2020/06/12 (Fri) 17:03

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