人生初の入院、手術、そして無事(?)退院

 私は特別勉強ができるわけでもなく、運動能力が優れているわけでもなく、また芸術的な才能もなく、これといった取り柄がありませんが、唯一健康だけは人並み以上だと思ってきました。おかげでこれまで大きなけがもなく、大病はおろか風邪すらほとんど引いたことがありませんでした。ところが思ってもいなかった病気にかかり人生初の入院と手術をすることになりました。

 今年1月人間ドックで便潜血反応がありました。実は3年前にも便潜血があり大腸内視鏡検査を受けたのですが結果は問題なしでした。昨年再び便潜血反応が出たのですが前回の内視鏡検査から1年半しかたっていないので検査を受けませんでした。
 ところが今年の1月の人間ドックで再び便潜血反応が出、これは無視できないと大腸内視鏡検査を受けました。カメラを一番奥まで通し、ゆっくり出口まで引きながら観察してくると、突然先端が赤く充血したこぶ状のものが現れこれはガンではないかと直感的に思いました。組織を取り検査の結果やはりガンであることが判明しすぐに手術ということになりました。
 手術の前にCT検査やレントゲンでガンの進行や転移の検査をしたところ、ガンは幸い腸壁の途中で止まっており転移はなさそうということでした。ただそれもぎりぎりのところで、あと少しガンが進行していれば腸壁を抜け他の臓器へ転移しているところでした。

 いよいよ手術となり、医師から手術の方法や予想される最悪のケースまでいろいろ説明を受けものすごく不安になってきましたが幸運を祈るほかありません。手術は腹空鏡手術という方法で、これまでの切開手術と異なり腹部に小さな穴を5か所ほどあけ内視鏡を見ながら幹部を除去します。手術自体は3時間半ほど麻酔で寝ている間に終わり、目が覚めるとベッドの上でした。
 幸い結果は特に問題もなく無事終了しましたが、術後は患部を切りとってつなぎ合わせたところがほかの臓器に癒着しないように毎日できるだけ動くようにしなければなりません。術後数日間は体に4本のチューブがあり、患部の痛みもあり不自由な日が続きました。5日ほどで徐々にチューブも抜かれ最後のチューブが抜かれた時にはやっと自由に動けるようになりホッとしました。
 その後の経過も順調で2週間の入院で無事退院することがでましたがこれで元の状態に戻ったわけではなく、切り取った患部の検査で転移がないことを確認し、しばらく自宅でのケアが必要です。そのため1か月くらいは回復に努め、活動再開はその後になりそうです。

 今回は1回目の便潜血反応が出た段階で内視鏡検査を受けていれば、おそらくこんな大きな事態にはならず極初期の段階で処置ができたと思われます。大腸の内視鏡検査は検査前に大腸の中をきれいにしなければならずとても大変なためついつい回避しようとしてしまいがちです。でも安易な自己判断はとても危険です。幸い今回はぎりぎりのところで発見できたので比較的簡単な手術で済みましたが、もう少し遅れていたら本当に命にかかわるような事態になっていたかもしれません。今回の件でたった一回の検査と命を引き換えにするようなことがないように早めの検査をすることの重要性を痛感しました。

富士山
病院から富士山夕景色
Zak
Posted byZak

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