星景撮影用の光害低減フィルターの効果

 私の撮影フィールドである富士、箱根、丹沢周辺で星景写真の撮影をする場合、街の明かりなどの人口光の影響を受けてなかなかクリヤな星空の撮影ができません。特に神奈川県では人口光の影響を受けないところは丹沢山中以外皆無といっていいほどです。そこで星景や夜景撮影用の光害を低減するフィルターを購入しましたのでその効果を試してみました。
 光害低減フィルターは多くのフィルターメーカから販売されていますが購入したのはマルミのStarScapeというフィルターです。このフィルターを選んだのは、撥水加工がされていることと価格や製品に対する信頼性などを考慮して決めました。
 星の撮影をしているといつの間にかレンズが曇ってしまうことが多くあります。タイムラプスなど長時間の撮影時にはレンズヒータを持参するのですが、ヒータが無い場合でも撥水加工がされていると曇りにくいので撥水加工は私にとっては必須条件です。

 光害低減フィルターは普通ナトリウム灯などのオレンジ色の光だけをカットします。光をカットする方法にガラス素材そのものでカットするタイプとコーティングでカットするタイプがあります。コーティングの場合は斜めからの光に対してはあまり効果がないので、星景撮影のように広角レンズを使用する場合には使用できませんので注意が必要です。購入したフィルターはガラス素材そのものでカットするので広角レンズでも問題ありません。
 昨晩この効果を試すため、ナトリウムランプが煌々とともる東名のインター近くで撮影をしてきました。

フィルターなし
フィルター無 (SONY α7RⅢ ソニーSEL2470GM)

フィルターあり
フィルター有 (SONY α7RⅢ ソニーSEL2470GM)

 フィルターがある場合は山の稜線の上のオレンジ色やナトリウム灯のオレンジ色がかなり抑えられておりすっきりしています。でも劇的に星がきれいに写るほどの効果は感じられませんでした。ただこの日は空気の透明感があまり感じられなかったのでその影響があったのかもしれません。本来なら画面中ほどには富士山が見えるはずなのですが撮影後の写真でかすかに確認できる程度でした。

 この後ここでタイムラプス撮影をするつもりだったのですが富士山が見えないのであきらめ海岸で日の出の撮影をすることにしました。
 海岸に来ると空は快晴でここでもフィルターの効果を試してみましたがオレンジ色の光は低下するものの肝心の星の写りにはあまり差がありませんでした。ついでに星景撮影用のハーフNDフィルターを使って日の出の撮影をしました。このフィルターはソフトタイプですので水平線のように明確に明暗差がある場合にはハードタイプのリバースという境目が最も濃く徐々に薄くなるタイプが最適です。やはりソフトでは劇的な効果はありませんがないときにくらべれがそれなりに効果は感じられます。

夜明け前
日ノ出直前  (SONY α7RⅢ ソニーSEL2470GM)

夜明け
日ノ出  (SONY α7RⅢ ソニーSEL2470GM)

夜明け後
日ノ出直後  (SONY α7RⅢ ソニーSEL2470GM)
Zak
Posted byZak

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